「ダイエットの失敗法則5つをご紹介」
大好きなバナナだけを食べて痩せる「バナナダイエット」はママ友の間で流行っていた、バナナには体に溜め込んだ水分を排出する働きをする「カリウム」と言う成分とお通じに良い「食物繊維」が豊富に含まれている為ダイエットできる!これを聞いた私、N子(二児の母)も当然このダイエットを開始した。大好きなバナナだけを食べて痩せれるなんて私にとって超ラッキーな話しだ。
朝はバナナ1本とヨーグルトとカフェオレ、昼はバナナ2本とおかず少々、晩はバナナ2本とおかず少々、たまにスイーツを食べることもあったけど基本バナナだけみたいな生活を2週間続けた。最初の3日間は面白いように体重が落ちた。3日間で体重2kgダウンこの調子で行けば3ケ月間で10kgダウンも夢じゃ無い!こんな嬉しい予想をしていた。しかし1週間経過した時点で体重2.5kgダウンと体重減のスピードが緩やかになってきた。
体重減が2.5kgで停滞したまま一週間を過ぎた頃、なぜか体重が1kg増えた!えっなっなんで?!でもこんなことでダイエットを諦めるような私ではない!「そうだ運動を取り入れる事にしよう」即断即決が信条の私は次の日から朝30分のウォーキングを開始した。大きく手を振りながら歩くと汗が沢山出た。しかし体重は落ちない。落ちないどころかウォーキングを取り入れたせいもありお腹が空くようになりバナナを食べる量が日に日に増えてしまった、バナナの量に比例して体重がまた増えた!
ウォーキングを1日30分プラスし2週間のダイエット生活の結果は→体重800グラム減!誰からも「痩せたね」との言葉はもちろんもらえていない!そして明日はママ友と約束していたランチ会、これに参加してダイエットは帳消し確定!ダイエット生活は終了。
どうすれば痩せられる?
ここからは、2000人以上をスリム体型に変化させたパーソナルトレーナー寺本正之が本当のダイエット(服のサイズが変化するレベル)を成功させるには何をすれば良いのかを明確にお答えしていきます。ちなみに私が言うダイエットとは体重1kg〜3kgダウンみたいな見た目の変化が解りにくいものではなく、最低体重5kgダウン、体脂肪率5%ダウン、服は1サイズダウン以上した、誰が見ても「ヤセたよなぁ」と言われる見た目が大きくダウンした状態のことを指します。
ダイエットの成功法則を知れ
ダイエット法はインターネット、雑誌、テレビCM、ご友人からの助言などなど巷に数えきれないほど多くあります。これだけ多くあるダイエット法の中から確実にヤセられるダイエット法を選ぶのは至難の技なのでほとんどの方がリバウンドしてしまう誤ったダイエットを行ってしまっています。要するに騙されてしまってると言う事です。
ではどうすればリバンドしないダイエット法をチョイスする事ができるのか?答えは「ダイエットの失敗法則」を把握することです。
ダイエットの失敗法則を把握してしまえば、これをやらなければ良いだけなので、ダイエットが成功するしかなくなるわけです。ダイエットの失敗法則は全部で5種類あります。
これは私がパーソナルトレーナーとして約18年間に渡り様々なお客様の身体をスリム化させてきた膨大な経験から解ったことで、これを把握していれば無駄な努力、遠回りをせずに痩せる事ができる訳です。ではご説明していきます。
1つ目「筋肉量を大幅に落としてしまうダイエット」
2つ目「糖質を抜くダイエット」
3つ目「ダイエット理論が不確かなダイエット」
4つ目「基礎代謝量を飛躍的にアップさせれていないダイエット」
5つ目「ダイエットの基本を行えていないダイエット」
失敗法則1つ目「筋肉量を大幅に落としてしまうダイエット」
ダイエットを頑張り出すと、体重を落とすことに意識がむき、毎日のように体重計に乗るわけですが、落ちた体重の(中身)をチェックできていない人がほとんどです。落ちる体重の中には(脂肪)+(筋肉)があるわけですが、筋肉を大幅に落としてしまえば基礎代謝量が下がることを理解しておかなければいけません。これをチェックせずにダイエットを頑張れば、以下のようなことが起こってしまします。
(悪い例)体重5kgダウン=筋肉量4kgダウン、脂肪量1kgダウン
(良い例)体重5kgダウン=筋肉量0kgダウン、脂肪量5kgダウン
悪い例のように筋肉量ダウンの割合が大きいダイエットは基礎代謝量が落ち、太りやすい身体になりリバウンドしてしまいます。それだけでなく見た目がヤツれたり、老けてしまいます。落とした体重の中身が筋肉量なのか?脂肪量なのか?これをしっかりチェックできていない人が8割以上です。こうなってしまう原因は体重計で「体重」の動きだけしかチェックできていないからです。
ダイエットを始める前に、現在の「筋肉量」「脂肪量」を測定し、更に1週間に1度くらいの頻度でチェックしておく事で回避する事ができます。
2つ目「糖質を抜くダイエット」
これは多くのパーソナルジムがやってしまっていますが、糖質を抜く「ケトジェニックダイエット」は確実にリバウンドします。
理由は、人間の身体には全身に筋肉がある訳ですが通常、筋肉の中には「筋グリコーゲン」という糖質がたっぷり含まれています。これは子供の頃からずーとです。ところが糖質を抜くダイエットを行うと、全身の筋肉内に本来含まれている糖質「筋グリコーゲン」が数日もすると完全に0になってしまいます。
(例)水がひたひたに含まれた「スポンジ」をイメージしてもらうと解りやすいですが、これを絞るとスポンジはスカスカな状態になります。このスカスカ状態のスポンジを水に付けると一気に吸収してしまいます、糖質を抜くダイエットはこれと同じ原理で、筋肉内に糖質が全く無い状態になると、ご飯などの糖質を食べた途端に一気に吸収し、次の日さらに吸収しリバウンドしてしまうと言う原理なんです。
晩食だけ糖質を減らす、全体的に糖質の量を減らすなどはダイエットにプラスに働きますが、糖質を完全に抜くダイエットは確実にリバウンドするので避けましょう。
3つ目「ダイエット理論が不確かなダイエット」
これは例をあげると、雑誌で特集していたダイエット、テレビで特集していたダイエット、お友達が教えてくれたダイエット、などがこれに当たります。バナナダイエット、白インゲンダイエット、茹で卵ダイエット、などなど例をあげると膨大にありますが、流行りのダイエットというやつです。これらはダイエット理論が曖昧で頑張れば体重1kg〜3kgダウンは可能ですが直ぐにリバウンドしてしまいます。
4つ目「基礎代謝量を飛躍的にアップさせれていないダイエット」
ダイエットを成功させる上で、1番大切になるのがこの基礎代謝量を飛躍的に上げることなんです。なので「このドリンクを飲めば基礎代謝量が上がります」「この運動をやれば基礎代謝量が上がります」といったような情報はたくさん転がってますが、それらで基礎代謝量が上がるのは微々たるもので、脂肪が燃えるほど基礎代謝量が上がることはありません、
基礎代謝量を飛躍的にアップさせるには、1肩甲骨周辺、2股関節周辺を的確に狙った効果的な筋トレが必要なんです。この二箇所の部位は身体の筋肉の中で最も大きな筋肉で、残念ながら(最も鈍感な筋肉)でもあります。なので普通に筋トレをしても、(敏感に動かせる筋肉)である腕、肩、太腿の前、などを使ってしまう為、基礎代謝量をアップさせる筋肉を使わずに筋トレを終了してしまう場合がほとんどです。そこで肩甲骨周辺、股関節周辺の筋トレの前に「予備運動」を行い意識できる敏感に動かせる状態にしてあげる必要があります。
5つ目「ダイエットの基本を行えていないダイエット」
ダイエットには基本があります。これをできていない方が9割です。ダイエットの基本とは
①現在の状態(体重、体脂肪率、ウエスト周り、ヒップ周り)を明確にして記録
②目標にするなりたい状態(体重、体脂肪率、ウエスト周り、ヒップ周り)を明確にして記録(第1目標〜第5目標まで細かく設定)
③②をイメージ化する(現在履くことのできないパンツなどを②と紐付けする)
ダイエットの基本を行わずにダイエットを始めるとどうなるか?体重が1kgダウンして喜んで、次の朝体重が500gアップして悲しんで、といういつも一喜一憂してしまうことになってしまい、辛い気持ちのままダイエットを進めることになり、結果ダイエットが楽しくなくなり、途中で挫折してと言うことが起こるわけです。
ここまでダイエットの失敗法則をつらつらと語りましたが、逆に言うとこの失敗法則をしっかり把握し取り除いてあげさえすれば、
体重10kgダウンや、服のサイズ2サイズダウンなどの大幅ダイエットを余裕で可能になるんです。
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